とくいあや

Tokui Aya

服飾専門学校卒
高校生の頃、夢中になっていたテディベア作りが現在につながっています。

ある種の人形を目の前にすると、胸の真ん中に大きな岩がいくつも積まれているような圧迫感で息ができなくなったり、
口から誰かに手を突っ込まれて、内側から首を絞められているような感覚になることがあります。
ある種、というのは誰かが有無を言わさず引いた線、形、を素材に当て込めた、と感じてしまう人の形です。
それは自分が無意識に人形の側に行ってしまい、その形に閉じ込められて出られなくなるからだとと思う。
だから私は先に引いた線を当て込めるのでなく、布の中にいるかもしれない誰かを手で触りながら少しずつ探す、ということをずっとしているのだと思う。

でも、結局のところ、最終的にひとつの線を選択しているのは私だということに
時々自己嫌悪になったり、線を引くのをやめたいと思ったりもする。
この”選択している私”は誰なんだろう、何なんだろう、、、。
わからないまま、また人形ができました。

目次

doll maker

サイズ 高さ約25cm
素材 布


※以下の画像制作途中の画像となります

展示画像

8/26 搬入後

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