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月光社

Gekkosha

月光社はつじとしゆきを代表とする人形制作集団

1996 活動開始
2000 INFA2000(ドイツ・ハノーバー)
2004 球体関節人形展(東京都現代美術館)
2006 文化庁メディア芸術祭エンターティメント部門賞受賞
2015 ART DOLL EXPO(上海)
2016 ART OF DOLL(モスクワ)

目次

出品作品

No.タイトルサイズ cm
701xxⅡ 40×29
702Hi !  14.5×10
703壁と卵 19×11
7042022年のひまわり 2.5×2.5
705to Vincentテラコッタ着彩37x28x17

xxⅡ

xxⅡではオリンピックと戦争というテーマ作品です。前々回のみそろぎ展で出品したXXXⅢが戦争で中止になった東京オリンピックとコロナで無観客になった昨年のオリンピックの対比させ国家事業が引き起こす祝祭の光と影の問題を提起したものだったので年頭に起こった二つの独裁国家の行った二つのイベント(戦争オリンピック)をきっかけに中学生時代に起こったモスクワオリンピックとアフガン戦争の記憶からあのようなビジュアルをとることになりました。あらわされているのはモスクワオリンピックのマスコットミーシャと二次大戦時に使用されたカチューシャという兵器です。

Hi ! 

ハイ!はウクライナの戦争が起こった時ニュース映像でビルディングの窓がことごとく壊れていることを目撃し普段何気なく見ている「窓」が平和や普通の日常を象徴していると思い立ち窓をモチーフに作品を制作しました。壊れていない窓から壊れている窓へ応援の声を送るほかない自らの無力感や欺瞞に満ちた心を表しています。

壁と卵 

壁と卵は年頭グラミー賞にノミネートされたBTSがモデルです。デビュー当時から社会の歪みに対してポジティブなメッセージを発信し続けています。彼らのファンたちも自主的にウクライナの戦争に対しても具体的なアクションを起こしています。ハイ!と対照的な小さな一人一人の小さな勇気がテーマとなっています。ただ色々と権利の問題等があるので具体的なビジュアルとしては表現せず表情からメッセージが伝わればと思い制作しました。

2022年のひまわり 

2022年のひまわりは元々台湾の民主化運動であるひまわり学生運動を現した別作品の部分から制作したものです。2014年台湾の若者たちはヒマワリを手に持って集まって台湾に民主と自由を実現しました。ウクライナのひまわりと台湾のひまわりのイメージの混交がこの作品のテーマです。ひまわりの花言葉は憧れ、情熱、あなただけを見つめるですが作品のテーマはこれと対応しています。

to Vincent 

to vinsent  はウクライナがひまわり油の大生産地ということからゴッホの生涯とイメージの混交が起こり制作しました。そして人は大事なものを守るために命さえも懸けるのかという(ゴッホにおいての絵画、ウクライナ国民にとっての国土)テーマとしてまとまりました。えてして人の情熱は他人からの無理解と裏表の関係にあるものですがその情熱をもってでしか成し遂げられないものが人の理想というものだと思っています。この作品は私の自画像みたいなものですね。

会場展示(搬入直後)

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